Monday, March 31, 2014

考え方を改めさせられる話

シリアの内戦が、もう3年も続いています。砲弾の危険のみならず、餓えにも襲われている人々のことが報道されています。

ドイツでは、いくらか難民を受け入れているらしくって、その報道をカー・ラジオで聴いていました。

フランクフルトやウィスバーデンのある、ヘッセン州北部の小さな町に落ち着いたあるシリアからの難民家族の話でした。

夫婦と二人の子供(8才と9才)の四人で住んでいるのは、20平米足らずの一部屋のアパート。

ここがキッチンであり、リビングであり、また寝室でもあるのです。ドイツの基準ではとんでもない水準で、非人間的だとかなんとか非難されそうな状況でもあります。

それなのに、この夫婦が何と言ったかというと、
「ほんとにドイツに感謝しています。
ここにはきれいな飲み水もあり、食べ物も手に入り、暖房も入るし、
何よりも平和があります。」

これを聴いた時、こういう風に物事を捉えることができたらいいのだなあ、とはっとさせられました。人は文明的になっていると思い込み、その実は持っているしあわせも忘れて、不平不満に陥ってしまいがちなのではないでしょうか。

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