シリアの内戦が、もう3年も続いています。砲弾の危険のみならず、餓えにも襲われている人々のことが報道されています。
ドイツでは、いくらか難民を受け入れているらしくって、その報道をカー・ラジオで聴いていました。
フランクフルトやウィスバーデンのある、ヘッセン州北部の小さな町に落ち着いたあるシリアからの難民家族の話でした。
夫婦と二人の子供(8才と9才)の四人で住んでいるのは、20平米足らずの一部屋のアパート。
ここがキッチンであり、リビングであり、また寝室でもあるのです。ドイツの基準ではとんでもない水準で、非人間的だとかなんとか非難されそうな状況でもあります。
それなのに、この夫婦が何と言ったかというと、
「ほんとにドイツに感謝しています。
ここにはきれいな飲み水もあり、食べ物も手に入り、暖房も入るし、
何よりも平和があります。」
これを聴いた時、こういう風に物事を捉えることができたらいいのだなあ、とはっとさせられました。人は文明的になっていると思い込み、その実は持っているしあわせも忘れて、不平不満に陥ってしまいがちなのではないでしょうか。
Monday, March 31, 2014
Sunday, March 30, 2014
夏時間へ以降
Saturday, March 29, 2014
Sunday, March 23, 2014
Saturday, March 22, 2014
春めいて
Monday, March 17, 2014
アイリッシュ・シチュー Irish Stew
Saturday, March 15, 2014
Power Of Now
お休みしてる間に読んだ本はたくさんあります。その中に、この、エックハート・トールさんの本があります。
原題はタイトルに載せた通り、パワー・オブ・ナウ、ドイツ語題は、Jetzt(今)と言います。副題には英語題の直訳が付いています。
トール氏は現在はカナダのバンクーバーに住んでいますが、もとはドイツ生まれの方です。本は英語で書かれたものですが、ドイツ語訳で読んでみました。
「今ここ」に生きることの大切さをひしひしと訴えています。読んでみると、仏教の教えと一致している所が多いのがわかります。
とてもいいことが書いてあると思いました。人生が苦しいと感じられている人には、実際に助けになる内容が詰まっています。遠い昔にお釈迦さまがおっしゃったことと同じ内容を、現代人にもわかるように説いているのだなあ、と思います。暗闇に手探りで生きていて、光明を求めている人々に、やさしく答えを出してあげています。言葉だけではなく、行間から訴えてくるものがあるのでした。
ただこの、「今ここ」に生きることというのが、現代人にはなかなかできなくなっているのですね。心していないと、流されてしまいます。気をつけて、いつも「今」に戻ってくるようにしたい、と思います。今この瞬間には、何の問題もありません。常に今ここに生きていられれば、幸せでいられるのです。
「平和の生滅」も、充実した内容のご本です。世界の平和を望むことについて、全く新しい見解が述べられていて、目を見開かれました。そんなことは無理なのだ、と。
個人の平和を実現することの方は、ひとりひとりの努力でできる可能性があると。まずはそこから始めればよいのですね。他人に対して平和と説くのではなく、自らが平和に生きるべく精進していけばいいのです。この本も行間からビシビシ、訴えかけてくるものがありますよ。
Sunday, March 09, 2014
Frankfurter Schnitzel フランクフルター・シュニッツェル
無事に車通勤に戻っております。
初めのうちは、赤信号で止まる度にサイドブレーキを引いてました。だって、左足に力が無くて、クラッチずっと踏んでられなかったからです。やれやれ。
でももう大丈夫。階段も昇れます。ただ、降りる方はまだちょっと。
傷めたところが膝関節の後ろ側だったので、曲げた状態で力を入れることが覚束ないのです。
さて、写真は、所謂フランクフルター・シュニッツェル。
シュニッツェルは、小牛かポークをたたいて薄くしたお肉を焼くお料理で、衣は付いたり付かなかったり、いろいろなヴァリエーションがあります。ドイツの代表的なお料理とも言えます。
それに、フランクフルト名物のグリューネソースを付け合せたものがこれ。脂っこいお肉料理に、さっぱりとしたさわやか味の、ハーブがいっぱい入ったグリューネソースが合います。最近のお気に入りの組み合わせなのです。
Thursday, March 06, 2014
ゲーテ大学の新キャンパス
お散歩がてらに、新しいフランクフルト・ゲーテ大学の文系学部キャンパスに行ってみました。
近所なのに、始めて目にしてびっくり。なーに、この広い敷地は。
以前、アメリカ軍が進駐していた時に、さまざまな軍の施設があったところでした。それが全部撤退してしまったので、広大な敷地が戻ってきたのです。
こんな広い伸び伸びしたキャンパス、すごいですねー。私が学んだ頃は、古い場所と建物で、いつも学生でいっぱいになって、席の取り合いをしなくてはならいような講義室でした。
最近、その古い建物が無事、爆破・取り壊しになり、その様子をテレビで見たばかりです。
しかし、ここは暗い歴史にも登場する所。先の大戦時、悪名高い毒ガスを製造した化学会社の本社の所在地でした。そこを米軍が占拠して、司令部を置いたのでした。
学びの場所として再生するのはいい事かもしれません。
Monday, March 03, 2014
日本からのお客様
今日から出勤です。
と、言ってもネットで家からお仕事をする、ホーム・オフィスということにしてもらいました。
いまひとつ、クラッチワークに不安が残ったものですから、運転は見合わせました。となりに誰か乗ってもらって、様子みたいところです。
本日はそれに、日本から甥がやってきます。友人とふたりで、始めての欧州旅行とのこと。
春休みを利用した学生旅行で、ドイツの美術館などを巡りたいという希望のようでした。
フランクフルトにも2泊して、現代美術館や、一流のシュテーデル美術館、フィルム・ミュージアム等々を見ていきました。2日間有効の学割入場券は一人当たり10ユーロで、お得。
ほとんど足で歩いてまわったようで、さすが若者は元気です。初日の夜は、ザクセンハウゼンにある、名物のアップルワインのレストランで、ドイツ料理をご馳走してみました。疲れているだろうに、量のあるポーションをすっかり平らげて、これも見てて気持ちいい。アップルワインもなかなかおいしそうに飲んでるもようでしたね。
家に帰るバスに乗ってる時、「映画みたいだ」と2回つぶやいたのは、あれは周りの景色のこと、それとも自分の置かれた状況のことだった?
はたちと21才のふたりは、長い髪を結わえて、いかにもアート専攻の学生らしかった。でもお行儀もよく、素直な印象で、かわいいなあと思いました。
つまりは、あれはダメ、これはイヤ、私はそれはしない主義だの何だのが、無いのがスカッと気持ちがいいのです。子供のように、やってみよう、試してみよう、という素直さが、生き易くさせるのでしょうか。
と、言ってもネットで家からお仕事をする、ホーム・オフィスということにしてもらいました。
いまひとつ、クラッチワークに不安が残ったものですから、運転は見合わせました。となりに誰か乗ってもらって、様子みたいところです。
本日はそれに、日本から甥がやってきます。友人とふたりで、始めての欧州旅行とのこと。
春休みを利用した学生旅行で、ドイツの美術館などを巡りたいという希望のようでした。
フランクフルトにも2泊して、現代美術館や、一流のシュテーデル美術館、フィルム・ミュージアム等々を見ていきました。2日間有効の学割入場券は一人当たり10ユーロで、お得。
ほとんど足で歩いてまわったようで、さすが若者は元気です。初日の夜は、ザクセンハウゼンにある、名物のアップルワインのレストランで、ドイツ料理をご馳走してみました。疲れているだろうに、量のあるポーションをすっかり平らげて、これも見てて気持ちいい。アップルワインもなかなかおいしそうに飲んでるもようでしたね。
家に帰るバスに乗ってる時、「映画みたいだ」と2回つぶやいたのは、あれは周りの景色のこと、それとも自分の置かれた状況のことだった?
はたちと21才のふたりは、長い髪を結わえて、いかにもアート専攻の学生らしかった。でもお行儀もよく、素直な印象で、かわいいなあと思いました。
つまりは、あれはダメ、これはイヤ、私はそれはしない主義だの何だのが、無いのがスカッと気持ちがいいのです。子供のように、やってみよう、試してみよう、という素直さが、生き易くさせるのでしょうか。
Saturday, March 01, 2014
韓国庭園の梅の花
わが街ではおおきなメッセがたびたび開かれます。10月のブック・メッセもそのひとつ。
何でも2005年は韓国がテーマ年だったとのことで、それを記念して、この韓国庭園が寄贈されました。
こじんまりしていながらも、端然とした佇まいで、いい気が流れているみたいです。
紅梅が開いていて、とてもきれい。
3月から職場復帰なので、最後の週は足の筋肉復活のため、せっせとお散歩に出てました。
後になって、片足だけ疲れてるって、不思議な感覚。もう杖なしでも大丈夫です。
何でも2005年は韓国がテーマ年だったとのことで、それを記念して、この韓国庭園が寄贈されました。
こじんまりしていながらも、端然とした佇まいで、いい気が流れているみたいです。
紅梅が開いていて、とてもきれい。
3月から職場復帰なので、最後の週は足の筋肉復活のため、せっせとお散歩に出てました。
後になって、片足だけ疲れてるって、不思議な感覚。もう杖なしでも大丈夫です。
Subscribe to:
Posts (Atom)