Sunday, March 31, 2013

プラハの思い出 その3

丘の上の方からダウンタウンを見下ろしたところ。
このあたりで、映画のだめカンタービレの撮影があったとか。ガイドを一日お願いした方が、僕はここを玉木坂と呼んでいます、とおっしゃってました。

結婚式のカップルがダンスをする風景が。これは本物なんでしょうか、出し物なんでしょうか。

こちらの名物の発酵生地のダンプリング付きのお食事もしました。


Saturday, March 30, 2013

プラハの思い出 その2

 ウィーンとプラハに日本から休暇旅行に来たふたりのお友達と、私がドイツから飛んでプラハで合流したのでした。こういうお付き合いができるというのもほんとうに貴重なことだな、と感謝の思いです。

さて、合流した次の日は朝早く起きて、市の中心に立つ塔の上に3人で登り、プラハの街の景色を楽しみます。古い建物がたくさん残っていて、それもきれいに手入れされていて、情緒ある美しいところですね。

当地の方たち、顔立ちとかも美しい人たちと思いました。英語も充分通じるし、ドイツ語もだいぶ通じるとのことでした。

Friday, March 29, 2013

プラハの思い出 その1


楽しかったプラハ行き。
2010年8月のことでしたが、あの頃ブログへの書き込みがいささか滞っておりまして。

ようやく今頃、季節がまるで合いませんが、イースター休みでのアップとなってしまいました。
チェコの首都プラハは、赤い屋根のおうちとなだらかな丘陵に広がるとてもきれいな街でした。

街の中をモルダウ河が流れ、それに架かるカレル橋は両脇に彫刻や銅像が立ち並び、美しく、街の中心部でもあるので、人通りも多いです。船からの観光もしました。

この橋のあたりからの夜景もきれいでしたね。遠くの丘の上の教会までライトアップされていたりして。夜はあちらこちらの教会で開かれる、カジュアルなクラシック室内楽のコンサートのひとつに出掛け、生演奏のここちよさを堪能したりしました。
カレル橋


Thursday, March 28, 2013

桜の季節

馬見が崎川の桜
桜の便りが届く頃になりました。
うちの田舎で満開になるのは、4月も中旬か下旬でしょうか。

直には見に行けないけど、せめて写真ででもと思って。
実家のすぐ近くの、馬見が崎川の堤防に並ぶ桜並木です。子供の頃のプレー・グラウンドであり、実家に帰ると散歩に行く所。

秋には河原で芋煮会が開かれます。
夜、ライトアップされてると見事ですよ。

Wednesday, March 27, 2013

ことばのわかる幸せ

「ことばのわかる幸せ」ってあるのをご存知でしたか?

歩ける幸せ、見える幸せ、みたいに、当然の人にとってはあまりに普通すぎて認識できないような。

日本にいた頃は意識にものぼらなかったことでした。

こちらに来てからも、まだ若いうちはあまり気になりませんでした。ドイツ語なんか、わかんなくて当然だ、みたいに思ってて。でも何年も経って、まわりが全部その環境になると、自在にならないのが苦しくなる。

仕事の時もすごく集中して聴いてたり読んだりしないといけなくて、余計に疲れました。

ある時、ふと気がついたんです。会議で議論沸騰中の時、あ、全員の話が聞き取れるって。

もうそれに気がついたら、うれしくてうれしくて!
しみじみ大きな幸せを感じました。ちゃんと他人と話ができるって、すごく幸せなことですよ。

喉元すぎたら当たり前になりがちですけど、ありがたいことなんだなってことを忘れないでいたいと思います。

Tuesday, March 26, 2013

Ostern イースター

今週末からイースター、復活祭に入ります。

なのになんて寒いの!夜には気温は零下になります。

普通は復活祭の頃と言えば、春の訪れを告げる季節なのに。

知り合いのドイツ人が言うには、

今回は、クリスマスよりイースターの方が寒い!

Ein Bekannte von mir sagt;
Dieses mal sind Ostern kälter als Weihnachten!

Sunday, March 24, 2013

フランクフルト名物、アップルワインとシュニッツェル


寒いんです、このところ。
きのうは、久しぶりにアップルワインのレストランに行きました。

一桁の気温で、外を歩いていると、とっても寒さが身にしみました。
なんでも、30年くらいのうち、一番寒い3月だとか。

タイヤもまだまだ夏のに替えるには早いということです。

さて、アップルワインのお店では、何人かの知り合いや友人たちと一緒に、名物のアップルワインをかたむけ、ドイツ料理を楽しみます。

ドイツのお料理は相変わらず、盛りが大きいですね。

Rahmschnitzel というのを頼みました。クリーム・ソースのかかったシュニッツェルで、サラダと自家製パスタが付いてます。

このパスタは、シュペッツレというドイツのパスタ。やわらかめにゆでてあって、卵の味がして、ここのはとってもおいしい。

隣に座ったグループから、「日本人はアップルワイン、飲めるのか」なんて訊かれました。好き好きのある味なものですから、興味を持たれたのでしょう。

 

Saturday, March 23, 2013

ボルドーの赤ワイン



フランスのワインが好きです。
個人的にはビールはあんまりたくさん飲まなくてもいいです。ワインが好きです。

これはこのところ気に入っていた、ボルドーのワインです。

こちらに住んでいると、日本のお友達には申し訳ないくらい、ワインは安く手に入ります。

なので、ひき続き楽しむことにいたします。

ドイツでも赤ワイン、生産してるんです。ほとんど地元で消費されているみたいで、輸出にはまわっていないかも。なかなか飲めますよ。

でも、うちではやっぱり、ディナーのおともはフランスのワイン。

Friday, March 22, 2013

Spanferkel

子豚のローストです。
こんなふうに、かたまりのお肉をロールしたかたちに縛って、オーブンで焼きます。

わざわざシュパンファーケルと呼ぶ、ほんと小さい赤ちゃん豚のお肉です。(よーく考えると、ちょっとかわいそうか。)あんまりポークくさくなくて、淡白な味。でもとってもやわらか。

外側こんがりで中ジューシーってのがいいです。週末のディナーに。

Wednesday, March 20, 2013

Bacon and Cabbage

アイルランドの定番おうちごはん、ベーコン&キャベッジです。
塩漬けのポークをゆでたのに、一緒にゆでたキャベツと、ジャケット・ポテトを添えたもの。

塩漬けにするのは、保存の知恵で、昔はこんなお肉がよく台所の片隅に天井からぶらさがってたということです。食べる分だけ切り取って、ゆでこぼして塩抜きして使います。

かたまりのポークをキャベツと一緒にさらに茹で、ポークはスライス、キャベツは塩コショーして味付け、からしをつけていただきます。

アイルランド人にとっては、じゃがいもは日本人にとっての白いご飯のようなもの。上手にゆでて、皮はお皿で自分でむきたいなどど、こだわる人が多いです。

これも、アイルランドで食べるとすごくおいしいんです。塩漬けの加減や、キャベツの種類がいいんでしょうね。大陸ではなぜか同じものができない。時々アイルランドから塩漬け肉をおみやげに持って帰ってました。

飲み物はビールが合うんです、ほんとは。

Sunday, March 17, 2013

St. Patrick's Day

3月17日はアイルランドの聖人、聖パトリックの日、セント・パトリックス・デーです。
首都ダブリンの目抜き通り、オコンナー通りでは例年通りにパレードが行われました。相変わらず雨模様みたいだけど。

ダブリン、若い人が多くて活気ある街。オコンナー通りはお買い物も楽しい。

ニューヨークやシカゴでも大きなパレードがあります。アイルランド人が多いところですね。
今年はエジプトのピラミッドも緑色の照明が当てられたということです。

CNNではセント・パトリックス・デー、いつもニュースにしてくれます。

Saturday, March 16, 2013

Baked Cheese Cake 焼きチーズケーキ

baked cheese cake
きのう焼いたチーズケーキです。

ドイツにいると、ケーキは焼くようになります。口にあうケーキが街でなかなか見つからないから。

パン屋さんで売ってるのは、少しボソボソするし、かっこもいまひとつ。

ケーキ屋さんのは、バター・クリームたっぷりだったり、やたら大きくてカロリー高そうな割には大味だったりで。

チーズケーキは、焼いたやつも冷やし固めるやつも、両方ものにしてあります。

焼くタイプの方が一層手間がかからないということもあって、好きです。
底をつけないで焼くとさらにお手軽。

クリーミィでおいしい。日本のお菓子屋さんのみたいです。

会社にも一回持っていったことがありますが、同僚たちにも好評だったと思ってます(笑)。

そういう時って、直径26センチの型で焼くの。ドイツ人向けには大きくないと。

Friday, March 15, 2013

「ことばと文化」 鈴木孝夫

この本、ことばというものが、どれほどその文化背景と深く繋がっているものかということが、様々な例と共に提示されています。

言葉の含蓄するものが、音や意味など単に1対1で他言語に置き換えられるものではない、という事実が論理的に述べられていて、それがまた読み物としてもおもしろく読めます。

内容の一部は、外国に長く住んでいれば肌身で感じずには済まされない現実です。

ああ、こういう時にはこうは言わないんだな、とか。そういう表現はこうするんだな、とかを、社会生活の中で初めて学べることって、たくさんあります。

ことばを習うということは、その後ろにある文化ごと理解していく作業ということか。

日本語と欧米語の人称詞の対比が興味深いです。インド・アーリア語系の言語では、1人称の「I」などど2人称の「You」などが意味するものは、話し手と聞き手をはっきりさせる作用がある、ということ。とりあえず今は「I」である私が話してるのだよ、これが私の意見だよ、と。

ひるがえって日本語では、人称詞がそれらと単に1対1では対応しない。それとは別の法則性がある。誰かに話すときに、自分を称して「おじさんはね、」などど言う。自分の子に「パパ遅いね」と話しかける。パパなる人は自分の父親でもないのに。

「お兄ちゃん」「叔母さん」などは人称詞としてYouのかわりに使われるのに、「弟ちゃん」や「姪さん」はあり得ない。このあたりは言われてみるとなるほど、とおもしろい。

筆者のいう、対象依存型の自己規定をする日本語という見方が、日本人の国際社会での振舞い方を理解するひとつの鍵になるようです。異文化間での発言の際に、どのあたりに気をつけたらよいかを考える上で、助けになると思いました。

Wednesday, March 13, 2013

新ローマ法王・フランシスコ1世

19時6分にバチカンの煙突から白い煙があがり、新法王が選ばれました。

アルゼンチン出身の76才のベルゴリオ枢機卿です。

ヨーロッパ出身ではない法王が選ばれるのは、はじめてのことだそうです。

バルコニーからの初のスピーチは、暖かいものを感じました。穏やかな人柄なのでしょうか。主人はカトリックなのですが、新法王の声を聞きながら、うっすら目に涙を浮かべてました。

ローマ法王の存在感って、私たち日本人にはなかなか伺えないほど、大きいもののようです。

たとえて言えば、新しい天皇の就任を見る時に感じるであろう気持ちに近いのかな。

昔ほどではないかもしれないけど、いまだに権力としては大きい組織の頂点。かなり長い間、イタリア人がこの職から遠ざかっているのも興味深いです。
 

Tuesday, March 12, 2013

欧州は冬に逆戻り

しばらく暖かい日が続いていたと思ったら、また冬に逆戻りのようなお天気です。

この雪で、交通はまたまた混乱しているもようです。

熱で休んでいるので、仕事に行かなくて済んでよかった、なんて。

うちのガレージの屋根も、お隣のお庭もすっかり雪景色です。


追記:間の悪いことに、ちょうどこの日にマイアミへの休暇に飛ぼうとしてた同僚家族は、飛行機の中で6時間待たされたそうです。お気の毒だったけど、飛んでよかったね。

Monday, March 11, 2013

もも肉でつくるチキン・スープ

きのうは、縁があってある会場で、緑茶の試飲・販売をやってきました。

アット・ホームな手作り感のある会場で、日独の文化交流的な催しでした。

人の顔を見ながら、直接言葉を交わしつつ、緑茶の説明をしたり、おすすめをしたりするのが、日頃やりつけないことなので、新鮮でおもしろかったです。

とはいうものの、長い間人混みの中にいたせいか、なんと今日は38度もの熱を出してしまいました。こんな高熱、何十年も出したことない。

お仕事休むことになってしまいましたけど、彼が食欲のない私のために、とりのもも肉をゆでて、チキン・スープをつくってくれました。ねぎや生姜やとうがらしが入っていて、あたたまります。
 
ほわんとうれしい。


Sunday, March 10, 2013

おうちごはん 牛肉のしょうが焼き


うちでは、ビーフ・ジンジャーと呼んでいます。
薄切り牛肉の生姜じょうゆ焼きです。みりんも少しいれます。

こちらではお肉はかたまりでしか売ってないので、薄切り肉を求めるには、特別にやってくれるお店に買いにいきます。

しゃぶしゃぶ用、すき焼き用、焼肉用とか言って、厚さを注文。

うちの定番は、ゆかりご飯が付くこと。彼が好きなもので。どうも白人は白米が苦手らしい。味をつけてあげると喜びます。

本日はいんげんの素あげに天塩をふったものを彩りにしました。

ほんと25年くらい前は、生姜をみつけるのもたいへんだった。今は食材がこれでも豊富になって、うれしいのです。

Thursday, March 07, 2013

言語文化環境

「フリーズする脳」築山節著、日本放送出版協会 (2005/11)  という本を読みました。
 
言葉に詰まる、思考が止まるなど、認知症とは言えないまでも、その一歩手前の症状があると思われる場合について述べられています。
 
病気とは言えなくても、知らず知らずのうちに脳機能を衰えさせていたり、あるいは脳をうまく使えなくなっている人が増えているのでは、という話。
 
その一節に、言語文化環境に馴染みがないという状況から、思うように会話を読み取ったり、行間を読んだりできずに、相手の話が理解できなくてその結果思考が止まるように感じる、というところがありました。

この場合は、職場が変わったりして、そのグループの言語文化にまだ慣れていないという意味でしたが、確かにそういうことはあり得ると思われます。

そうだとしたら、これが外国だったら、もっと甚だしいですよね。

生まれて以来のマルチリンガルだったらどうかわかりませんが、おとなになってから学んだ外国語なんて、とってもネイティブのようにはなり得ない。細かいニュアンスわかんない。

自分はこんな環境で奮闘してるんだなあ、なんて思いました。

仕事中に、私、大丈夫かな、なんて時々思ったりするのも無理ない話か。
言語文化の環境がいまだにわかってないんだもの。

ま、そういうことだから、くさったりせずに、ありのままを見つめましょうか。

Tuesday, March 05, 2013

ECBと今年のくらーい冬

フランクフルトにある欧州中央銀行
今年の冬って、ドイツで気象観測が始って以来の、もっとも暗い冬だったんですって。

日照時間が統計上、とても少なかったのです。

ねえ、こんなんではクラーく落ち込む人がたくさん出るのも無理はないですよね。

朝、目をはっきり覚まして、体内時計を調整するために、朝日をあびるのが効果的、って本などにも書いてありますが、遅くまで真っ暗で、そんなことできない。

太陽光の照明器具を買ったりしようか、などど考えたりもしましたけど。

週末からここのところ、比較的いいお天気です。

6時半に起きても、もう真っ暗じゃないの!


Sunday, March 03, 2013

「考えない練習」小池龍之介師

発売日:2009年2月9日
著者名:小池龍之介
出版社:小学館
定価:1350JPY.
この1978年生まれの若いお坊様が著された、「考えない練習」という本、現代の迷える方々におすすめです。

すらっと読みやすい平易な語り口で、仏教の教えの基本が述べられています。

だいたい日本人の多くはお家にお仏壇があったり、お墓がお寺にあったりして、まあ、仏教徒なんだろうなと思っていても、実際のところ、お釈迦さまの教えなど、どこからも学んだことがないのでは。

私も知らなかった。お寺の幼稚園に行ったけど、別にみ教えらしいことは覚えてないし、その後はいわずもがな。

欧州ではだいたいキリスト教の授業が学校であるし、週末に教会に行ってそこでお説教を聞いたりすることもあります。

でも、日本のお寺って、そういう教育ってほとんどしてないと思いません?お葬式などのサービスをするだけの営利機関になってませんか。

日本特有の檀家制度が、お寺の布教意欲を失わせる結果になっているという話もききました。つまり何の努力もせずに安泰であるという状況が、積極的な布教を阻んでいるということです。
 
だからお寺にたよらず、自分から本でも読んで、すばらしい人生の道を学ぶべきでしょう。この本などはとてもよい入り口になると思います。
 
最後に載っている、脳研究者の池谷祐二先生との対話もインテレクチュアルで面白いです。
 
あれっと思ったのは、本文と対話のところで、脳の刺激されるところが違うように感じられたことです。
 
対話のところでは、知識欲が満たされる喜びというか、左脳が活き活きと刺激されているようでしたが、本文を読んでいる間は、直感的な右脳におだやかに内容が入っていくかのように感じられました。

Saturday, March 02, 2013

スノードロップ

うちの住まいの前庭に顔を出したスノードロップ。
春の気配。 

Friday, March 01, 2013

Spitz - Cherry スピッツ - チェリー

J-Rock band, Spitz

ハマってしまってるな、やっぱり。
一度これと思うと、ずーっとそのアーチストの音楽を聴き続けてしまうところがあります。
 
数はそんなに多くないのです、そうなってしまうミュージシャンって。でも一度その状態に陥ると、何ヶ月も、ある時は何年もそればっかりになっちゃう。

スピッツはそれだわ。

歌がうまい。曲がいい。ライブでの演奏もグッドです。たくさんいい曲があって、どれもユニーク。

下に貼った動画はチェリーです。このクリップをアップした人も日本語話さないアメリカに住んでる人。この人もかなり、イってますね、スピッツに。

アニメのハチクロが放送されたアジア圏の国からの熱烈ファンも多いようです。

…歌詞の色がきれい。
シックなモノクロの部分も多い中に、いろんな色が散らばってて、差し色的にはオールド・ローズ系のちょっとくすんだピンクが効いてるようなイメージが浮かびます。

あなたはどんな色を感じますか?